日本最古の色の名前は、「あか」といわれている。

その語源は、「アケ」だそう。そして、赤は、お守りの色と

いわれるが、何故なのか?

そのルビー色(赤色)について下記のような興味深い文章が

あった。

視覚デザイン研究所の「和の色事典」より

(引用ここから)
人類共通の普遍性があり、多くの
言語で血か火の色のどちらかの
言葉から派生する。呪術的な意味合い、
魔除けの意味合いが込められている
のも世界的に共通している。
縄文時代の土偶や古墳時代の埴輪には、
赤く彩色された人物像が多くあり、
これら祭祀的な意味合いがあると
考えられている。
(引用ここまで)

世界共通で、魔除けの意味合いがあるとのことだが、

考えてみれば、モリスが誕生した京都東山区の東福寺

の隣にあるお稲荷さん(伏見稲荷神社)も大切なところは

赤色が使われている…

…というよりも伏見稲荷神社全体が真っ赤だが。

なぜ、赤色が魔除けの色になったのか?

旧石器時代に、赤く光る炭火で大型肉食動物から

身を守った人類の祖先の記憶であるとか、

唯一皮膚を透過していく「赤い光線」を照射すると

血中酸素が増えて血の巡りが良くなり、

抵抗力が増す=病気になりにくい…など色々な説があるが…。

言葉もなかった時代から

魔除け=お守りの色だったのは確かなよう。