ルビーが育つ母岩の話ルビーの中にある他の結晶。おそらくアパタイトというカルシウムの結晶だが、この変形した結晶を見ると私たちは、このルビーがミャンマーで生まれたモノだということが分かる。この結晶の主成分カルシウムが結晶になる前の岩石(堆積岩)だった頃は、海の底。それが、2000万年前に、大陸移動の力による変成作用で、下の写真のような大理石に。その大理石を母岩として結晶したルビーの中に母岩が結晶となって入っている。母の一番美しい姿になって子供の中で結晶しているということ。この写真の白い石が母岩(大理石)で、それに包まれて結晶するのがミャンマー産のルビー。