一般的にルビーは加熱などの人為的な処理を
して美しさを改良して流通している。
世の中のルビーのほとんどすべてが加熱
などの処理をしたものですから、処理する
ことが良いか悪いか?
という議論はナンセンス。
ただモリスは、創業以来、天然無処理で美しい
ルビーを専門にしているので、処理しているか、
どうかを見分けられないと仕事にならない。
というわけで、自社で実際に処理をして、
処理前と処理後の違いを研究している。

これは、加熱処理をする前の姿で、
これを600度で5時間、加熱処理すると…

この様な姿に…
拡大すると、マイカと思われる結晶が

熱で変化したことが分かる。

ルビーよりも融点の低い結晶などが
温度が上がることで、膨張し、結晶や
周りの組織を破壊した跡が観察できる。
モリスでは、このような実験から
得られた情報で、自分たちがルーペで
処理の有無を見分けられるように研究を続けている。