べゼルの部分にアラベスクの紋様を彫刻

した11~13世紀にイランからトルクメニスタン

で栄えたセルジューク王朝時代の指輪。

中央にはアラビア語ナスヒー書体で

「光陰矢の如し」と記されている。
(指輪88淡交社より本文引用)

アラベスクの紋様は、私たち日本人にも

何となく親しみを感じるのは、シルクロード

を通って日本まで伝わって、唐草模様になった。

唐の国から伝わったので、日本では唐草という

が、元々はアラベスク模様。

ペイズリーもアラベスクが欧州に伝わったもので、

元々は、家屋の周りにある蔦類、魔除けの意味

から進化したもの。

偶像信仰を禁止したイスラム教は、紋様を

大切にした、その名残りと言われている。