700年間手と手をつないで… ルビーの結婚指輪私が拝見した一番古いルビーの結婚指輪は13世紀のモノ。日本では鎌倉時代の指輪。今でも現役で使える状態で残っていることに驚く。手と手を取り合ったフェデ(忠実)といわれるかたち。このリングを見ていると、その当時に結ばれたふたりが、一緒に手を取り合って確かに生きていたことを感じる。シルクインクルージョンの入り方や結晶インクルージョンからミャンマーのモゴック産のルビーなのが分かる。700年以上経った今も、立派に変わらず輝き、ふたりは互いに手を取り合っている。リングは、指輪88(淡交社)にも登場するフェデリング。