ルビーと名がつけば、すべて「お宝」なのか?
答えは「ノー」。
同じ大きさで同じように見えても品質
によって価値が大きく変わる。
何でも金額に換算するのはどうか?
と思うが、しっかりと品質を判定すると10倍
ぐらいの価格差があるのは日常茶飯事。
手放す時には、100倍以上の価格差。
それでは、どのようにして品質を見分けるか ?
宝石種
原産地
処理の有無
美しさ
色の濃淡
欠点
サイズ
を見て品質をみる。
写真は、美しさと色の濃淡別に原石を
並べてみたものです。
分かりにくいですが、S,Aの6,5が
最も良い品質で、とても少ないのが
分かる。
品質が高く、希少性が高いと当然、価値も
高くなる。… 注意いただきたいのは、
「鑑別書がついているから大丈夫」
とよく聞きますが、鑑別書には、品質は
書いていないところ。
また、その宝石の価値は、この他に、
伝統と慣習、そして需要と供給のバランスに
よって成り立つ。
参考文献: 宝石Ⅰ、宝石Ⅱ 世界文化社
宝石の品質判定の「クオリティースケール」
はとても便利。