フランスの人類学者ストロースは、

「世界は人間なしに始まったし、

人間なしに終わるだろう」と語っている。

地球上には、人間以外の生物もたくさん

生きているし、人間がいない方が幸せな

動物も多いかも知れないが…

それでも、少しさみしい言葉。

消費を拡大させていく流れが止まらない

としたら、22世紀になる前に人間が

生きていけない地球になるそう。

バイオテクノロジーなどが発達し、食糧

危機が来ても大丈夫だよ…という意見も

あるが、楽観できない。

200万年前に、二足歩行を始めた

私たちの祖先は、狩猟採集の生活

スタイルで、あるモノを有難く頂いて

生きていたとのこと。

食べ物を作って、消費するスタイル

を始めたのが1万年前、そして文明社会が

始まったと同時に環境破壊を始めた。

人類史のほとんどが自然に対し謙虚な

だったが、産業革命以降、私たちが本来持って

いるはずの「自然と共に生きる感性」が退化

したのかも。

石に何かを感じる信仰は、人が文明を持つはるか

前からあり、宝石文化の根の部分は、そこから

スタートしているはず。