宝石ルビーは、古くならない。自動車も家屋も服飾

も地金のジュエリーもそうだが、長く使えば古く

なって、アンティークやヴィンテーージなどの

長く残った価値はあるものの品質は劣化する。

定義のひとつ「経年変化がない」…ということは、

資源を際限なく消費していく今の世の中において、

費やして消してしまわなくてもよい宝石ルビーは

売っても買っても永遠に消費されない。

消費されるのは、逆にお金の方だという

新しい視点に気付かせてくれる。

世界規模で地球の環境をどのように維持し、

次の世代へ美しい地球を受け継いでゆくのか?

にという問題に直面している私たちができる

ことは、母なる美しい地球を美しいまま

受け継ぐこと、そして美しさを伝える文化を

残すこと。

京都から出発した私たちモリスは、京都から

宝石文化を発信したい。

他の消費物と同じように扱われないように、

次の世代に受け継いで行けるような文化が無ければ、

破壊されて残らないかも知れない。

それも含めてセミナーなど、宝石文化を広めて

いきたい。

写真は、指輪88より、16世紀のルビーリング。

このリングが大切に500年も受け継がれてきた

のは、宝石ルビーがついていること、そして

ルネサンス期のジュエリーを作る職人を認める文化

があったから。