欧州で400年以上栄えたハプスブルグ家の

紋様の真ん中にある赤い宝石。

宝石種はガーネットだが、その時代、欧州では

「赤い」ことが重要視されていた。

英国王朝の象徴であるインペリアルステイトクラウン

の一番大きな赤い宝石はスピネル、

ナポレオンが最後まで大切にした赤い石は

カーネリアン。

ルビーは、欧州で産出しないので、宝石学が発達

するまで、赤い石はなんでもルビーだった。

アジアの人が、2000年前から赤い宝石の種類を

分けられたのは、ルビーの原産地があるからだろう。