伝統芸術の中でも赤は重要な色。

狂言の世界で「赤」は、最も特徴的な色として、

勢いのある若さや強さを象徴するため、

「紅入(いろいり)」

「紅無(いろなし)」

と区別するそう。

「紅」と書いて「いろ」と読ませるところに、

その重要性が表れている。

「赤」は、古来、人間にとって大切な色で、

人類が一番古くから使っている顔料も

赤土を焼いて作ったレッドオークと

いわれるもので、壁画などに残っている。

ルビーの語源は、旧ラテン語でルビウス、赤色の

こと。