ルビーの語源は、旧ラテン語で赤を表すルビウス。

その赤、日本でも神社仏閣やお守りも赤色が多く、

ルビーが無い日本でも人々に安心感を与えてきた色

なのだが、太古よりルビー、赤色によって、

多くの人々が安心感を感じたのは、なぜ?

歴史の長い宝石ルビーなので色々な理由が複合的に

絡んでいるはず。

例えば、人の目に見える可視光線で一番、目立つ色、

幅が狭く長い波長の赤色は、皮膚を通り越して身体

の中を通り抜けて行き、血行を良くすることは

一般的にも知られている。(遠赤外線治療もそう)

健康に良い…からか? といえば、それだけではなく

厳しい氷河期を生き抜いた私たちの祖先の経験も

あるはず。

防寒着がある今でも、北国の寒さ危険なのに、氷河期

に極寒の夜は、想像を絶する環境だったはず。

寒いし、大型の肉食動物に狙われるし…

その暗くて寒い恐怖を和らげてくれたのは、ウトウト

と眠りに落ちていく時に、身体を温め、怖い動物から

身を守ってくれたルビー色の炭火だったと考えら

れる。

氷河期を2度耐え抜いた人類にとって、まさにお守り

の色だったのだろう。

人の安心と深く関係した宝石ルビー。