最近は、アフリカのタンザニアやモザンビークから

ルビーが多く産出されており、マーケットで出回る

ようになった。

よく、ミャンマー産のルビーとアフリカ産のルビーは

価値に違いはあるのか? という質問をいただく。

産地も価値に影響を与えるのは確か。

同じように美しいもの、適度な色の濃さであれば

確実にミャンマー産の方が価値があると判断される。

さて、それでは、なぜ同じ鉱物、同じ宝石種である

のに価値に差があるのか?

それは、約2000万年前にヒマラヤ山脈の麓で

結晶した接触変成岩起源のミャンマー産と

玄武岩起源、広域変成岩などのその他の結晶した

(タイ、インド、カンボジア、アフリカ、マダガス

カル等々)のルビーでは、紫外線下での鮮赤色反応

に差がある。

このルビー鮮赤色反応が、宝石学が発達する以前に

他の赤い宝石との違いを際立たせた特徴。

「燃える石炭のように輝いた」
「ノアの方舟で輝いたカルブンクルス」

という聖書などに登場するルビーが、

接触変成岩起源のルビーの特徴がある。

宝石の価値は、品質の高さに加えて、歴史的な慣習、

伝統、文化的背景を見た上で価値が決まってゆく。

だからミャンマー産ルビーと比較して、まだ歴史、

慣習がない、アフリカ産などの新しい産地のものは、

価値は未だ不明。

宝石ルビーは、産地によって価値が違うという話。


写真は、色々な種類の赤い石。