天然無処理で美しいミャンマー産のルビーだけを17年間
お届けしてきて、つくづく感じるのは、需要と供給のバランス
が、モノの価格を決めているということ。
ルビーは、同じものであれば16年前も今も同じ価値のはず
だが、流通する値段は、ミャンマー国内では、すでに4~5倍、
日本国内でも2~3倍になった。
同じルビーなのに...
ミャンマーが経済解放し、米国の経済制裁が段階的に解除
されたことで外国人が買いやすくなったことや、
インターネットで、天然無処理で美しいルビーの高い価値が
情報として伝わりやすくなった等、需要が高める要素が
増えた。
しかし、需要が上がっただけで、15~6年で4倍以上に
なるのか?
私の個人的な意見では、100年前の人工合成ルビーの登場、
50年前の加熱処理ルビーの登場により商品としてのルビー
が市場に増え続け飽和状態になって、元々は「お宝の代表格」
だったルビー(天然無処理で美しいミャンマー産ルビー)に
需要が戻っていっているのではないか。
500年前には、ダイヤモンドの8倍の値段だったルビー...
たくさん作って、珍しい宝石ではなくなっていたところに、
インターネットができて、実は本当に価値がある宝石ルビー
は天然無処理で美しいミャンマー産だったと情報拡散した
だけだと感じる。
ちなみに、ほぼすべてのダイヤモンドは天然無処理である
のに対し、ほぼすべてのルビーは人工合成石か、処理を
して美しさを改良したモノ。