古代エジプト新王国時代、第19王朝の絵(出土した)
「セティ1世を迎えるハトホル女神」
の絵には、右側に立つ死した国王セティ1世を
あの世に迎える女神ハトホルが、手を取っている
姿が描かれている。

ハトホル女神の頭上にも、後ろに描かれている
太陽神の頭上にもルビー色の玉が。
古代エジプトでは、数ある神の中の最高神は、
太陽であり、ルビー色の玉が、それを表している。
死と再生を繰り返し、恵みをもたらすのが、太陽だ
と信じられた。
その後の旧約聖書でもルビーが登場しますが、太古
より大切にされてきたルビー色の玉は、太陽神の
信仰と深く関係しているだろう。