旧約聖書「出エジプト記」には、

エルサレムの祭司のために胸当て

お織りなさい…とあり、それに

飾る12個の宝石の記載がある。

第一列目には、

ルビー、トパーズ、エメラルド

第二列目には、

ざくろ石(ガーネット)、サファイア

ジャスパー、

第三列目には、

オパール、めのう、アメシスト

第四列目には、

藍玉、ラピスラズリ、碧玉

があり、それぞれにイスラエルの

12部族の名が彫られているのですが、

ルビーが一番先頭に並んでいる…

「知恵は、宝石(ルビー)よりも尊く、
貴方の望む何物も、これに比べるに
足りない」(箴言3章15)
「だれが賢い妻を見つけることが
できるか、彼女はルビーよりも尊い」
(箴言31章10)

と記述があり、その時もルビーが特別な

宝石と認識されていた。

ダビデの子でありイスラエルの王で

あったソロモンの教訓である

「箴言(しんげん)」として

旧約聖書の中にある。

その当時から最高の宝石として認識

されているのが宝石ルビー。

ガーネットとルビーをその時代にしっかり

と見分けていることに気付く。

よく鑑別技術が発達する産業革命後まで、

赤い石は、全てルビーとされていた…

なんて聞くが、ルビー、ガーネットを

見分けている。

古代インドでも、ルビー、スピネル、

ガーネットの順番で見分けており、価値の

高さも、その順番で認識していた。


写真は、古代エジプトで太陽神のシンボル

を崇めるスカラベ(糞転がし)の姿。