写真は、19世紀後半からイギリスがミャン

マーのモゴックルビー鉱山の現場。

「Mogok Ted Thelemis 氏著より引用」



1888年から始まった英国によるモゴック

のルビー鉱山開発。

今から15年前に、ミャンマーのナヤン鉱山

とモゴック鉱山に行って感じたことは、

鉱山開発は、環境破壊だということ。

鉱山開発をよく知らなかった自分が

恥ずかしかった。

宝石ルビーを探すために失われる無数の

小さな命。カブトムシもアリもバッタ...

も動物も植物...

ナヤンのルビー鉱山の採掘権をパートナー

と取得した後、開始まで2年も悩み

ました。

結局、開発を決心させてくれたのは、

兄のように付き合っている現地モリスの

パートナーに...

「君たち先進国の人間は、ズルいぞ、

バチが当たりそうなことは現地の人に

金を払ってやらせるだけだから...

牛やお米もみな生きているのに…

お金払ったから血も見たくない。

1人助けるために、何億個の命が

死んでも気にしない。毎日、命頂いている

ことを自覚ぐらいして欲しいよな...」

とキツイひとことを言われて…

目が覚めました。

そうです…私たち人間が、生きるために

消費するすべてのモノは、母なる地球から

頂いたもの。

野菜もお米も田畑で生きる小さな命も...

みんな生きている。

ルビー鉱山で住んでいた小動物も自動車の

材料もすべて...

消費地でお金を払ったからといって、

どれだけきれいごとを言っても、

色々頂いて生きているのが人間。

その後...決心して採掘を始めたら、

モリスルビー鉱区は、どこを採掘して

いるのか?現場が分からないほど

草木がボウボウと

採掘跡地が回復して行きました。

後から、イエッチョー君がマラリアで死

にそうになって、雨季に水力を使い、表土

を池に温存しながら採掘を続けたことが

分かりました。

現地では、雨季の採掘はマラリアのリスク

が高い、という事を隠し続けたのです。

なぜ、そんな無茶なことを!と聞くと...

「私たちが感じていることを日本から来

た社長が感じてくれたから...命かけます

よ、もちろん。」とのこと。

申し訳ない気持ちと、無駄にはしないぞ

という気持ちでいっぱいでした。

私たちモリスは、そうやって探したお宝

ルビーを大切にして頂き、次の世代に

受け継いで頂ける方に届けるのが仕事です

が、人は何を大切にすべきなのか?という

メッセージも一緒にお届けしたい。

「モリスルビーカネゴン」作戦!

長くなるので、またの機会に。

写真は、身体を張って...というより

文字通り命を懸けてモリスルビーを探して

くれたイエッチョー君。