中国の周口店といえば北京原人の遺跡が

発見された有名な場所です。

約十万年前に中国で暮らした

「北京原人」がジュエリーを着けていた

とは、良く知られているお話ですが、

それは、ペンダントだったそうです。

動物の牙や爪、また貝類を首から

ぶら下げていた形跡が遺跡の発掘で

分かったのですが、

この時代は、旧石器時代です。

今とは違い、大型の動物、とくにトラの

様な大型肉食動物は脅威だったので

しょう。

どうやら、お呪いやお守りの意味があった

と考えられています。

自分たちが倒した動物の牙や爪を、

負けたら噛まれる自分の首にぶら下げる…

というのはある種の「自己主張」なのか?

倒した動物の力で守ってもらおうと

した「御守」だったのか?

人間にはない、牙や爪を石器で補いながら

戦って生き残ってきた北京原人のみが知る

心理かも知れません。

写真は、ある方から分けて頂いた日本の

ヒスイの勾玉(糸魚川から伝わるもの)

ですが、手に取ってみてみると、

何となく動物の牙に見えてきました。

関係あるかも知れません。