「宝石は値段があってないようなモノ」

などと耳にすると、とても残念です。

日本では、40年前から「資産になります」

と販売してきた宝石、とくにルビーなど

の色がついた宝石は、ほとんどが処理を

して美しさを改良したモノでした。

40年前には、珍しいモノであったかも

知れませんが、売れるからたくさん作って

たくさん売ってしまった…

需要と供給のバランスから、資産性は

無くなってしまいました。

伝統的な宝石天然無処理で美しいルビー

と、処理をして美しさを改良したルビー

は、見た目と名前が同じでも、違う

モノとして価値判断するべきです。

違いは…

人の手によって数を増やせるモノと

人の手によって数が増やせない希少性。

鑑別機関のレポート(鑑別書)に

「加熱された痕跡が認められない」

とコメントされているルビーが多いの

ですが、

鑑別書に書かれているのは「推定」で

あったり、

「処理をした痕跡は認められない」

などの、あくまでも第三者のコメント

です。資産性があると期待して購入する

場合は、信頼できる宝石商に、

品質を保証書を発行してサインして

貰いましょう。

写真は、天然無処理ルビーの内包物

「インクルージョン」です。

人でいう指紋のようなものです。