ルビーの品質を見るとき、内包物に

(インクルージョン)などに対する認識が

ダイヤモンドのそれとは、全く違います。

ダイヤモンドは、比較的、産出量が多い

ため、完璧な無色透明が良いとされて

います。

鑑定(グレーディングレポート)と

いって、そのダイヤモンドの特徴を

表した書類でもって、内包物が如何に

少ないか?を明記します。

このため、ダイヤモンドは、内包物が

無い方が良いという価値観ができるの

です。

キズが無く、白色で、いいカットがされて

いてサイズがどのくらいであるか、

が大切です。

対して、ルビーは、無処理で美しいもので

あれば、存在そのものが珍しいので、

品質を見極める時の見方もダイヤモンドと

全く違います。

ダイヤモンドの場合は、内包物が入って

いるとグレードを下げていきますが、

ルビーの場合は、内包物が入っていて

当たり前。

写真は、エリザベス テイラーさんの

ネックレスのルビーですが、表面に傷が

出てきています。

$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森


ハリウッドの大女優だった方で、宝石に

ついてもとても詳しく、ご自身で

ジュエリーデザインもされた方で、

宝石を見る目も確かだったといわれて

おり、「宝石は仲の良い友達のよう

なもの…」という言葉を遺されて

いますが、そういう方が、大切にした

ルビーの表面に面キズ(表面のキズ)や

大きな内包物を見つけると…

やはり宝石のことを良くご存じだったの

だな、と感じます。

宝石の種類ごとに、その価値を見抜く、

レベルの高さを改めて感じます。

ちなみに、2014年にオークション

「クリスティーズ」で更新されたルビー

の史上最高落札価格は、

エリザベス.テイラーさんのルビーの

リングでした。

やはり、宝石を見る目が確かだったので

しょう。