
ルビーとダイヤモンドでは、
インクルージョンについての考え方が
全く違います。
ルビーのインクルージョンは、そのルビー
の個性であり、よっぽど美しさを損なわない
限り許容しますし、むしろインクルージョン
が入っていないと、とても心配になります。
良し悪しは、品質判定をする時のクオリティ
スケール上のどこにあるか?
要するに、肉眼で見分けます。
(今まで、見たことはありませんが…)
対するダイヤモンドの場合は、
インクルージョンが入っていると、その入って
いる場所やインクルージョンの大きさなどに
よって、評価が下がっていきます。
モリスは、ルビー専門でダイヤモンドについて
はそれほど研究していませんが、ただ、ルビー
を見る方法でダイヤモンドを見た場合は、
4Cだけで、そのダイヤモンドの価値判断できる
のか心配になります。
2つの違うダイヤモンドを見比べた場合、
4Cでは、レベルの高いダイヤモンドでも、
何か、しっくりこないダイヤもある、
色はDカラー、IF(インターナルフローレス)
カットも良いはずなのに…
4Cもそのダイヤの個性を断片的に表すもの。
ルビーもダイヤモンドもパッと見た時の
最初に感じた印象を大切にしてほしいと思います。
人には、相性の良いものを感じる能力があると
思うからです。