
エタニティーリングは、一つひとつの
ルビーの色を合わせるのがとても難しい
ジュエリーです。
こういうジュエリーが多いのは、
1890年~1910年にイギリスがミャンマー
の鉱山を占領していた時で、ルビーが
大量に欧州へ送られていた時です。
その時期のアンティークジュエリーに
使われているルビーは、複数でも色が
合っていることが多いのは、その為です。
その後にルビーは加熱処理をするのが
普通になってからは、無処理で美しい
ルビーを複数使ったジュエリーは
ほとんど存在しなかったのですが、
いざ、自分達で作ってみると
なぜなのか、分かりました…
同じ赤色に合わせるのが大変なのです。
色目を合わせても、光線の違いにより
ルビーごとの反応が違う。
色のトーンを合わせても、光源の種類
によって反応が違うため、場所や
時間帯によって、合わせていた色の濃淡
がバラバラになります。
無処理で美しいルビーだけでエタニティ
リングを作るのは、見た目よりも
手間がかかります。