ルビーは、数の多いダイヤモンドの

研磨技術が発達するまで、また、

人工合成ルビーや加熱処理により美しさ

を改良したルビーが大量に天然ルビー

として販売されるまで、一般的にも

最も価値の高い宝石として認知されて

いました。

残念ながら、高度経済成長期に、旺盛な

需要に対応できるダイヤモンドが

宝石の代名詞になりましたが、

今でも、クリスティーズなどの欧州の

オークションでカラットあたりの落札

価格で他の宝石と比べ物にならない

高価で取引されるのがルビー。

インターネットによって詳細な情報が

拡散されていく今日、人工合成石、

処理をしたルビーと天然無処理で美しい

ルビーの希少性の大きな違いなどを含め

た情報も一般の人々に伝わっていきます。

既に、天然無処理で美しいルビーの

流通価格は、ダイヤモンドが同じか、

サイズによっては下がったにも関わらず

この15年で3倍以上になりました。

無処理で美しいルビーのオーナーさんは、

これからが、楽しみです。