写真は、紀元2~3世紀のヘマタイト
(酸化鉄、赤鉄鉱)
を使ったリングです。
ご覧いただけるように
カメオやインタリオなどの
彫刻や宝石の代わりに、
何やら設計図らしき
図柄が掘られています。
一体何を表しているのでしょうか?
安産を願うもの…
命の起源を表現しているもの…
グノーシスの教えが表現されている…
など諸説がありますが、今となっては、
知るよしもありません。
このリングを拝見したとき
「グノーシス派」と呼ばれる
キリスト教で、異端とされた
グノーシス(認識)ということば、
ウィキペディアで調べると、
地中海沿岸を中心に広がった古代宗教、
もしくは思想だったようです。
フープとベゼルのつなぎ目
(ヘマタイトの横、肩の部分)
には、丸い玉(ビーズ)がつけられて
いますが、この形は、悪霊から守られる
意味もありますので、
やはり安産、母子健康を願ったリング
なのでしょうか?
ただ、何やら設計図の様な雰囲気も
あるので、私自身は、男性が着けた
のでは…それもお医者さんのような
立場の人が、自分の使命を感じながら、
お守りのように着けたのではないか?
と感じるのです。
この時代の指輪の形に男性的なモノが
多いのは、装飾品として身を飾ったり、
誰かに贈ったりするのではなく、自ら
が精神的な護符として持っていたから
ではないでしょうか?
ネックレス、イヤリング、頭に着ける
宝飾品(クラウン、ティアラ)などと
比べると、自分の眼で一番近くで見る
のが指輪です。
(写真データ引用: 指輪88 淡交)

(酸化鉄、赤鉄鉱)
を使ったリングです。
ご覧いただけるように
カメオやインタリオなどの
彫刻や宝石の代わりに、
何やら設計図らしき
図柄が掘られています。
一体何を表しているのでしょうか?
安産を願うもの…
命の起源を表現しているもの…
グノーシスの教えが表現されている…
など諸説がありますが、今となっては、
知るよしもありません。
このリングを拝見したとき
「グノーシス派」と呼ばれる
キリスト教で、異端とされた
グノーシス(認識)ということば、
ウィキペディアで調べると、
地中海沿岸を中心に広がった古代宗教、
もしくは思想だったようです。
フープとベゼルのつなぎ目
(ヘマタイトの横、肩の部分)
には、丸い玉(ビーズ)がつけられて
いますが、この形は、悪霊から守られる
意味もありますので、
やはり安産、母子健康を願ったリング
なのでしょうか?
ただ、何やら設計図の様な雰囲気も
あるので、私自身は、男性が着けた
のでは…それもお医者さんのような
立場の人が、自分の使命を感じながら、
お守りのように着けたのではないか?
と感じるのです。
この時代の指輪の形に男性的なモノが
多いのは、装飾品として身を飾ったり、
誰かに贈ったりするのではなく、自ら
が精神的な護符として持っていたから
ではないでしょうか?
ネックレス、イヤリング、頭に着ける
宝飾品(クラウン、ティアラ)などと
比べると、自分の眼で一番近くで見る
のが指輪です。
(写真データ引用: 指輪88 淡交)
