ルビーを顕微鏡やルーペでのぞくと

よく目にする「糖蜜状組織」。



まるで、水の中に蜂蜜を入れて

かき混ぜたように見えることから、

そう呼ばれるのですが、

ルビーの中にある糖蜜状組織は、

ルビーを赤く着色させる「クロム」

の含有ムラによるものだという説が

一番有力です。

その証拠に、同じ鉱物の種類に属する

ブルーサファイアの着色要因は、

鉄とチタンですが、

糖蜜状組織はありません。