
ルビーはお釈迦様の宝石。
日本でも、如来像の頭に光る赤い
玉は、肉髻珠(にっけいしゅ)と
呼ばれるルビー(紅玉)です。
薬師如来は頭上に、大日如来は、
宝冠にルビーが着いています。
「肉髻の上に薄皮が張りつめ
られている時に赤色に見える」
と経典に説かれています。
さて、仏教国ミャンマーでは、
お釈迦様の像によってルビーがついて
いる場所が少しずつ違います。
写真のポパ山のお釈迦様は、おでこに
ルビーをお召しになっています。
また別のお釈迦様の像では、
宝冠にルビーがたくさんついていました。
京都の仏師の方に聞いてみたところ、
日本では、平安時代から肉髻珠についてる
そうです。
伝わってくる間に、色々と説が出来ていった
のかも知れません。