世の中のルビーのほとんどすべて

が加熱などの処理をしたものです

から、処理することが

良いか悪いか?

という議論はナンセンスですが、

処理しているのが普通です。


両者はいったい、何が違うか?

パッと見ただけでは、分かりにくいのですが、

…希少性が大きく違います。


希少性は、需要と供給のバランスに直接

影響を与え、結果として、その価値が

変わります。

処理したモノは、時間と共に

増えて行くので、

需要と供給のバランスから、その

資産性などの交換価値は

低下していきます。

無処理のモノは…とても希少性が高く、

また、出現率も低いので、

その逆になります。


加熱処理したルビーは、比較的安価で

あるため、身に着けて楽しむ

「使用価値」の値段。


無処理で美しいルビーは

「使用価値」+「交換価値」の両方。

と考えると分かりやすいと思います。



モリスはミャンマー産の

無処理で美しいルビーだけを

取り扱う会社ですので、

加熱処理の有無を見分ける

技術はモリスにとってとても

大切であり、自社で実際に

処理をして、処理前と処理後の

違いを研究を今から10年前に

始め、独自の基準で、品質を保証

できるようになりました。


その過程での研究について、

下の写真は、2007年の

宝石学会に発表した内容物の

熱変化について、

米国宝石鑑別機関のGIAに

サンプルを送り、加熱前後の

ルビーの内包物の熱変化を顕微鏡

で拡大し、撮影して貰ったモノです。

$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森



これは、加熱処理をする前の

姿で、これを600度で5時間

加熱処理すると…

$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森

この様な姿になります。


拡大すると、

$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森

この様な内包物が、

$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森

ルビーよりも融点の低い結晶

などが、温度が上がることで、

膨張し、結晶の周りを破壊して

いることが分かります。

もちろん内包物自体も変色

しています。


ちなみに、現在、市場で、

非加熱ルビーと呼ばれているモノは、

第三者の宝石鑑別機関が

「加熱の痕跡が見られない」とコメント

した分析結果報告書がついているだけで、

どこにも「無処理である」ととは記載

されていません。

ご購入される場合は、販売されるお店、

ジュエラーに、「無処理」だと書面に

保証して貰えれば安心です。