
16世紀後期から17世紀に
つくられたと考えられる
結婚指輪の写真です。
ギメル(双子)リングと
呼ばれるデザインで、
2本のリングが組み合わさって
1本になるリングです。
ルビーとダイヤで、「永遠の愛」
を表します。
さて、ご覧いただけますように、
「手」のモチーフが、ハートを
握っています。
今の感覚だと、すこしリアル
すぎるかも知れませんが、
この時代、「手」は、約束を表し、
「ずっとあなたのハートを離しません」
という意味で使われました。
宝石がなくて、結んだ手だけのリング
もあります。
リングは、ジュエリーの中で、
最も自分自身の目で直接見る頻度の
高いものです。
忘れたくない大切な思いを形にして
おきたいという気持ちが表れています。