奈良にある国の宝が納められて

いる「正倉院」。

その中にある金細荘太刀という

刀の装飾にルビー色(この時代は

加工しやすいカーネリアンが多い)

の宝石が使われていますが、その

装飾のデザインに、今も古く感じ

ない不変の美しさを感じます。

遣隋使、つづく遣唐使の時代に

中国から持ち帰った仏教、それに

まつわる仏像、仏具、その他の

装飾品は、遠くはペルシャから

伝わったものが多いといわれています。

仏教関係の文様なのか?

インド、ペルシャ固有の文様なのか?

は分かりませんが、今でいう中国の

ウイグル地区を通って西アジアの文様が

奈良まで伝わって来たことには驚きます。

その時代は、あの唐招提寺を建立された

鑑真さんが日本からの要請で海を渡って

こられた時代、結局5回も遭難し、

眼が見えなくなられた記録が

残っていますので、それだけ海を渡る

のが難しかったのでしょう。

今なら、月に行くぐらい難しいこと

だったのかも知れません。


そう考えると、正倉院に保管されて

いるお宝は、どれだけ大切にされた

でしょうか。。。



先日も中国からゲストがお越しに

なりましたが、中国の方が日本に

来て感動されるのは、中国でも

もう残っていないような古来のデザイン、

お宝が日本には、普通に残っている事です。

「お宝」を大切に保存し、私物化せずに

皆の「お宝」として受け継いで行く

レベルの高さをもっているのが

日本の文化かも知れません。


画像は、「日本の古典装飾」青幻舎 

より拝借しました。

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