ルビーをカットしている最中です。
削り過ぎるともう元には、
戻りません。
アッ…という間に大切なルビーが
ダメになった事があります。
慎重に進めるのですが、
難しい仕事の一つに、どこで
止めるか…というのがあります。
写真のように、ルビーの裏側に
「生地不足」と呼ぶ自然の凹み
がありますが、このルビーは、
この凹みを削り取らずに残しました。
この判断が、出来ずに自分の
「こだわり」などによって小さく
してしまうのは、どうかと思います。
それは、加熱処理をして美しさを
改良したもので、やって貰いたい。
ルビーを見る時には、そういう部分
もご覧頂けると楽しいと思います。
…なぜ、このルビーの端っこは、
凹みがあるのだろう…と思った時など
に思い出して下さい。