祈り…という言葉が、自然に
頭に浮かんできました。
地方からバガンヘ訪れた仏教徒が、
高さ9mのお釈迦さま
(ゴーダマ…おそらく菩薩像)
の足元で、ひれ伏し静かに拝みます。
次から、次へと人が神妙な面持ち
で、やって来ます。
そして、金箔をその足元に貼り付けて
いきます。
日本でいうお賽銭みたいなものです
が、不思議と自分の事を祈って
いる雰囲気の人が一人もいません。
恐らく、家内安全など自分以外の
人の事を思っているのが、
その表情から読み取れます。
人々の祈りがパゴダを支えて来たの
だと感じました。