下の画像は、スイスの

グベリン研究所と一緒に

宝石の見分け方のセミナーを

上海と、銀座で行った時の

「Gubelin Gem Lab」が用意して

くれた資料で、7億年前からの

大陸の移動を画像にしたものです。

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7億年前には、地球の大陸の

ほとんどは、南半球にあります。

photo:02



2億6000年前になっても今の地球とは

全く違う姿です。

photo:03



8000万年前になって、すこし、

アフリカの位置が分かり、

アメリカの姿も何となく

分かる様になりました。

この、今ならマダガスカル島が

ある辺りにある三角形の大陸に

ご注目下さい。

photo:04



6000万年前には、海底に

堆積した堆積岩

(チョークのもとになる

カルシウム分が多い)

を押し上げながら、インド洋を

南半球からユーラシアン大陸まで

縦断して行きます。

サンゴ礁やお魚、貝殻などが

生きた証…

堆積岩をです。

photo:05



そして、見慣れた、現在の写真です。

インドが南半球から北上してくる時に

連れてきたカルシウム分が多い

堆積岩に高い圧力と熱が加わって、

変性したのがルビーの母岩です。

ルビーが育つ環境に、その時確かに

生きていた「生命」が関係して

いることに、いろいろな事を

感じます。

お召しになる時に、それを感じて

頂ければ幸いです。