ルビーといっても色々なルビーがあります。

ルビーは歴史の長い宝石ですので、

長く受け継がれたものも多く、

ご自宅のお宝ルビーの品質を見て欲しいという

依頼を受けることがあります。

私たちモリスは、第三者の鑑別鑑定機関

ではございませんので、丁重にお断りする

ことが多いのですが、貴重な無処理で美しい

ルビーをお譲り頂けるのが前提であれば、

喜んで飛んで行きます。

鉱区で、何年も頑張らないと手にできない

お宝ですので、日本国内で拝見できるなら

それは、ありがたいことです。

90%は、「~ぐらいでお譲りいただけますか」

という話になりますが、あとの10%は、

分かりません。

ルーペで見て何も確認できないもの、

見たことも無い様なインクルージョンがある

場合は、残念ながら、

「分からないから、値段が出せません」

と言わざる得ません。

そういうケースがあった時に、

分析結果を解析したデータや傾向が

わかれば、判断ができるのに…と

思うことがありました。

それで、宝石鑑別機関に精度の高い

分析をして頂く為の情報提供はできないか?

と、8年前より米国やヨーロッパの

宝石鑑別機関にサンプルを

提供するなどの協力をスタートしました。

私たちは、サンプルや情報を提供するだけ

です。

鑑別機関の判断にジュエラーが影響するのは

良くないと思うからです。

私たちジュエラーは、社名の名の下に、

その品質を保証し、責任を持つ立場。

そして、鑑別機関は、第三者のご意見番として

研究結果や、分析結果を参考資料として

提供する立場です。


お互いの立場を尊重しながら、

いい協力関係ができてきました。

その甲斐があって、今年よりお客様により細かい

情報開示ができるようになりました。

今年1月には、スイスの宝石研究所と一緒に

プロフェッショナル向けのセミナーと

一般のお客様向けのセミナーを

上海のダイヤモンド取引所や、

東京では銀座で行いました。

「宝石の鑑別とは…」
「投資対象としての宝石」
「価値ある宝石の探し方」

宝石の鑑別については、研究所が、

そして、価値ある宝石の探し方は

モリスがお話しさせて頂きました。

鑑別機関が発行する分析結果報告書は、

あくまでも客観的なデータに基づいた

1)宝石の種類

2)原産地(データより推定)

3)処理の有無(データより推定)

です。

その客観的データに加えて私たち

ジュエラーが

4)美しさのレベル

5)色の濃淡

6)欠点がないかどうか?

7)大きさ

から品質を割り出して行きます。

来年も同じように開催する予定ですので、

ご参加頂ければと思います。

下記は、品質判定をするときに使う

クオリティスケールです。

広まって、今では鉱区でもヤンゴンでも

使われています。

諏訪貿易の諏訪会長が考案されて、

JBSが、広めている便利な技術です。
$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森