ルビーは、ハイエンドな宝石

どれだけ希少性が高いか？は宝石の定義の

重要な部分の一つですが、市場に流通して

いるほぼ100％のルビーは、天然無処理では

ありません。

対して、ダイヤモンドは流通しているその

ほとんどが「天然無処理」です。



市場で無処理で美しいルビーを探してみて

下さい。



…その希少性をお感じになるでしょう。


一般的には、ダイヤモンドが宝石で、

ルビーは「アクセサリーの宝石」と認識

されているのは、この部分が十分に説明されて

いないからです。


ダイヤモンドと比べても遥かに希少で、

遥かに高額なルビーは、実際にあるのに、

その周りあるルビーがアクセサリー用なので、

ややこしい宝石の筆頭になってしまい、

ルビーの価値が分らなくなってしまっている

のが残念です。

ただ、

ルビーは、ハイエンドな宝石です。

ルネッサンス期にはダイヤモンドの8倍

の値段がする宝石の王さまでした。

100年前に人工的にルビーを作る技術が

発達したり、50年前に、美しさに欠ける

原石を処理をして改良する技術ができる

とその数が何百、何千倍になってしまい

一般的な知識としては、宝石の王は

ダイヤモンドに譲ることになりましたが、

私たちモリスは、一生懸命にその事実を

伝えて、ホンモノのルビーが、他の商業用

のルビーと一緒に破棄、消費されないで…

大切に受け継がれていくようにしたいと

思います。

ダビンチ、バンゴッホの絵画や国宝の

喜左衛門井戸茶碗のように、大切にされて

行くべきルビーが、どこにあるのか？

さえ分らなくなっている現状は、とても

寂しく、悲しいなと思います。



何億年もかかって…

命が生まれて…

インドが、南極近くから北上して…

やっと生まれたのに、

そっくりさんが、沢山できたばかり

消費されるのは、あまりに

「もったいない！」