$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森

私は、ルビー色が大好きなので、まず鳥居に

目に入ります。

次に鹿の背中でしょうか。

写真は、春日大社の「春日鹿曼荼羅」と命名

された鎌倉時代の絹本著色です。

奈良の春日大社らしく、鹿と鳥居

が強いシグナルを送ってくれますが、

良く見れば、鹿の背には仏様が…

鹿の背中から生えた木の枝に仏様がおられる。


鳥居をくぐって入ったところにあるのは、

みんな同じで、仏様もルーツは同じなので

大切にしよう…というメッセージに思えるのです。


春日大社には、この他にも、神社の神様を

仏様で表現した「本地仏曼荼羅」もあり、

日本の神社と伝わった仏教が融合しています。

私は、海外の方に、日本とは何か?と聞かれると、

「こだわらず、取り入れるのが上手なところ」と

応える様にしていますが、

仏教も、茶道も、考えてみれば自動車も…

柔軟に自分たちの形にして「頂戴」するのが上手です。

今から800年以上前の絵をみると

そう感じます。


これからは「頂戴」するばかりでは申し訳ないので、

おすそ分けしていく時代かも知れません。