
先日の木村先生のお茶のお稽古で
来歴のしっかりしている「逸品」のお茶碗
でお茶を頂きました。
「キズをつけたらどうしようか…」と
恐る恐る頂いたら、お茶の香りが心地いい
ことに驚きます。
350年前から大切にされている「宝物」だけ
に社員一同、触れる時に緊張感が漂います。
「…この感覚は…」
と思い出したのは、先日ご紹介した、
マリアジョセ イタリア王妃のリングに
触れた時と同じような感覚です。
長く残るモノ、いや長く残さなくてはならない
ものには、やはり「箱書」ではないですが、
しっかりと次に伝えていく努力が必要だと
思います。
伝え方をしっかり考えないと…
…このお茶碗には、もう一つ重要なことを
教えて頂きました。
木村先生が、高校生の時にガラスケース越しに
展覧会で飾られている「このお茶碗」を欲しいな
と思われたそうです。
今、ご自分のお手元にやって来ている…
ドラマチックでもあり、人の想いの強さを
感じます。