モリスルビーのファンの方々に支えられて
そして、先輩の皆さまにお支え頂いて、
今日も仕事をさせて頂いておりますが、
ルビーの指輪を見ていて、フッと、
創業したばかりのころ、ご縁があって
アシックスの故鬼塚会長とお食事をご一緒
させて頂いた時に頂戴した「お話」を
思い出しました。
森くんね…あなたまだ若いけど、
すぐだよ…。私の齢になるのは。
本当に一瞬だから、たらたらと考えたり
せずに、「いちもくさん」に何か一つ
成し遂げることだな…
何やりたいのよ? あんた?
モリスだったっけ?…なにやってるの?
とお聞きいただきました。
それでは…と、
「私たちが憧れるジュエリーブランドは皆、
西洋のモノで、アジアのブランドは偽物扱い。
面白くないので、アジアなんていうと田舎者
っぽいので、メイドイン京都の無国籍ブランド
をつくって、海外でブランドになりたいと思って
います…」
といったら、
「あ~、そのくらいはできるから心配しないで!」
と簡単な一言でした。
そして、忘れられないお話し、
アシックスは、「タコの足」???
とお聞かせいただきました。
「なんのこっちゃ?」
という顔をしていたら、ご丁寧に解説して頂け
ました。
戦後の日本、アメリカのスポーツバスケットボール
が伝わって来た頃です。
で選手が履いている靴がみなコンバースだった
そうです。
面白くないので、俺たちも良い靴を作ってやる!
と始まったそうです。
でも、現実は、
どこまで行っても、向こうのブランドのコピーモノ扱い
だったそうです。
考えた末に、
それでは、競技で使って貰って、選手がこっちの方が
良い!といいと評価してくれたらチャンスは開けるだろう。
そう考えて開発に取り組んだのが、当時、日本に伝わって
きたバスケットボールの靴。
それで、滑らない靴をつくりたい…
と手探りで開発を進めていたものの、上手く行かず、
もうダメかな…と思った時に、鬼塚会長が見た
のが、市場で並んでいたタコの足だったそうです。
「これは、くっついたら、滑らんわな!」
それがヒントで、新しい靴底ができました。
試した選手が皆、そのタコ足底シューズを絶賛
したそうです。 それから鬼塚タイガー(アシックスの
前の名前)が一気に広まったそうです。
「タコの足…どこにでもあるし、皆、見ているのに、
いちもくさん…の人には宝に見えるということ」
「あれや、これや…と焦点がブレとったらあかんで」
「決めたら いちもくさんにやってみること」
「どちらにしろ一瞬でわしの齢になるんやから、
決めるこっちゃ。そ~せんと、なんぼ勉強できても
何もせんうちに人生終わってしまうで」
「失敗なんか若いうちにいっぱいセナあかんで」
…とありがたい時間でした。
本当に、ルビーだけで、しかも無処理で美しいルビー
だけで良いのか? 不安だったころに大きな勇気を
頂いたのです。
ドイツから、韓国から、出先から頂くお手紙が
嬉しく…尊敬差し上げる大先輩のおひとりです。
鬼塚会長は、グローバルな市場に戦いを挑んだ
私たちの大先輩です。
そして、先輩の皆さまにお支え頂いて、
今日も仕事をさせて頂いておりますが、
ルビーの指輪を見ていて、フッと、
創業したばかりのころ、ご縁があって
アシックスの故鬼塚会長とお食事をご一緒
させて頂いた時に頂戴した「お話」を
思い出しました。
森くんね…あなたまだ若いけど、
すぐだよ…。私の齢になるのは。
本当に一瞬だから、たらたらと考えたり
せずに、「いちもくさん」に何か一つ
成し遂げることだな…
何やりたいのよ? あんた?
モリスだったっけ?…なにやってるの?
とお聞きいただきました。
それでは…と、
「私たちが憧れるジュエリーブランドは皆、
西洋のモノで、アジアのブランドは偽物扱い。
面白くないので、アジアなんていうと田舎者
っぽいので、メイドイン京都の無国籍ブランド
をつくって、海外でブランドになりたいと思って
います…」
といったら、
「あ~、そのくらいはできるから心配しないで!」
と簡単な一言でした。
そして、忘れられないお話し、
アシックスは、「タコの足」???
とお聞かせいただきました。
「なんのこっちゃ?」
という顔をしていたら、ご丁寧に解説して頂け
ました。
戦後の日本、アメリカのスポーツバスケットボール
が伝わって来た頃です。
で選手が履いている靴がみなコンバースだった
そうです。
面白くないので、俺たちも良い靴を作ってやる!
と始まったそうです。
でも、現実は、
どこまで行っても、向こうのブランドのコピーモノ扱い
だったそうです。
考えた末に、
それでは、競技で使って貰って、選手がこっちの方が
良い!といいと評価してくれたらチャンスは開けるだろう。
そう考えて開発に取り組んだのが、当時、日本に伝わって
きたバスケットボールの靴。
それで、滑らない靴をつくりたい…
と手探りで開発を進めていたものの、上手く行かず、
もうダメかな…と思った時に、鬼塚会長が見た
のが、市場で並んでいたタコの足だったそうです。
「これは、くっついたら、滑らんわな!」
それがヒントで、新しい靴底ができました。
試した選手が皆、そのタコ足底シューズを絶賛
したそうです。 それから鬼塚タイガー(アシックスの
前の名前)が一気に広まったそうです。
「タコの足…どこにでもあるし、皆、見ているのに、
いちもくさん…の人には宝に見えるということ」
「あれや、これや…と焦点がブレとったらあかんで」
「決めたら いちもくさんにやってみること」
「どちらにしろ一瞬でわしの齢になるんやから、
決めるこっちゃ。そ~せんと、なんぼ勉強できても
何もせんうちに人生終わってしまうで」
「失敗なんか若いうちにいっぱいセナあかんで」
…とありがたい時間でした。
本当に、ルビーだけで、しかも無処理で美しいルビー
だけで良いのか? 不安だったころに大きな勇気を
頂いたのです。
ドイツから、韓国から、出先から頂くお手紙が
嬉しく…尊敬差し上げる大先輩のおひとりです。
鬼塚会長は、グローバルな市場に戦いを挑んだ
私たちの大先輩です。