ルビーとダイヤモンド…見方の違い

赤いルビー、白いダイヤモンド。

並べてリングやその他のジュエリーに

使うとまさに「紅白」、幸せを呼ぶ、

とても相性の良い組み合わせになります。

さて、この2つの宝石を見る時に必要な

注意は、まずダイヤモンドは内包物が

少ない、もしくは確認できないのが良い

とされますが、ルビーは天然の内包物は

「そのルビーの特徴」として大切にされ

ます。


内包物が少ない方が良いとされるダイヤと

内容物は、そのルビーの特徴として大切に

されるルビーとの違いがあります。


ルビーの内包物は、そのルビーが育った

環境を示すもので、産地を判定したり

する時の重要な手掛かりになったり、

また、その内包物によって、

そのルビーの価値が、

上がったり、下がったりします。


価値の高いダイヤモンドは、GIAの発行

するレポート「４C」を見ると分るので

すが、ルビーは分析結果を見ても、その

石がルビーだという事ぐらいしか分りません。

価値が高いかどうかは、そのジュエラーが

個別に見て、判断しなければならないのです。


下はルビーの内包物の写真ですが、上述の

通り人でいう指紋のようなもので、2つと

同じ組み合わせがありませんので、モリス

では、IDのように考えています。

また、加熱処理の有無や、人工合成石か

どうかも見分ける手掛かりとしても重要です

ので、購入前に、確認しておくと良いでしょう。


写真は、ルビーの中で育った、

また別の宝石ですが、何となくハート型に

見えるのが、かわいいところです。