ジュエリー言語学(桃沢敏幸氏著)に興味深い
記述を見つけました。
宮沢賢治が、宝石に詳しく、作品の中でビルマ産
のルビーの産地の話まで出て来ると聞き及んだ
事がありますが、ジュエリー言語学で宮沢賢治を
引くと…出てきました。
(引用ここから)
みやざわけんじ 宮沢賢治
「雨ニモマケズ」の宮沢賢治は、ジェモロジスト
(宝石学者)、ラピダリー(研磨技術者)、ジュエラー
(宝石業者)、コレクター(収集家)のさきがけだった
事はあまり知られていない。地元では、「石ッコ賢さん」
と呼ばれており、彼の作品の随所に宝石について
触れられている。例えば、「十力の金剛石」に次の
ような一説がある;
その宝石の雨は、草に落ちてカチンカチンとなりました。
それは鳴るはずだったんです。りんだうの花は刻まれ
た天河石(アマゾンストン)、打ち劈かれた天河石で
組み上がり、その葉はなめらかな硅孔雀意思(クリソコラ)
で出来てゐました。黄色な草穂は輝く猫晴石(キャッツアイ)
いちめんのうめばちそうの花びらはかすかな虹を含む
乳色の蛋白石、たうやくの葉は、碧玉、そのつぼみは
柴水晶(アメシスト)の美しいさきを持っていました。
そしてそれらの中で一番立派なのは小さな硅野ばらの
木でした。野ばらの枝は茶色の琥珀や紫がかった
霰石(アラゴナイト)で磨き上げられ、その実は
まっかなルビーでした。(ルビーは原作のまま)
(引用ここまで)
ということで、宮沢賢治の作品の中で、一番立派な宝石
としてルビーが紹介されています。
目立たないのですが、最高の宝石として認識されて
きた宝の石「ルビー」。
出会うと嬉しく…記録しておくのです。

記述を見つけました。
宮沢賢治が、宝石に詳しく、作品の中でビルマ産
のルビーの産地の話まで出て来ると聞き及んだ
事がありますが、ジュエリー言語学で宮沢賢治を
引くと…出てきました。
(引用ここから)
みやざわけんじ 宮沢賢治
「雨ニモマケズ」の宮沢賢治は、ジェモロジスト
(宝石学者)、ラピダリー(研磨技術者)、ジュエラー
(宝石業者)、コレクター(収集家)のさきがけだった
事はあまり知られていない。地元では、「石ッコ賢さん」
と呼ばれており、彼の作品の随所に宝石について
触れられている。例えば、「十力の金剛石」に次の
ような一説がある;
その宝石の雨は、草に落ちてカチンカチンとなりました。
それは鳴るはずだったんです。りんだうの花は刻まれ
た天河石(アマゾンストン)、打ち劈かれた天河石で
組み上がり、その葉はなめらかな硅孔雀意思(クリソコラ)
で出来てゐました。黄色な草穂は輝く猫晴石(キャッツアイ)
いちめんのうめばちそうの花びらはかすかな虹を含む
乳色の蛋白石、たうやくの葉は、碧玉、そのつぼみは
柴水晶(アメシスト)の美しいさきを持っていました。
そしてそれらの中で一番立派なのは小さな硅野ばらの
木でした。野ばらの枝は茶色の琥珀や紫がかった
霰石(アラゴナイト)で磨き上げられ、その実は
まっかなルビーでした。(ルビーは原作のまま)
(引用ここまで)
ということで、宮沢賢治の作品の中で、一番立派な宝石
としてルビーが紹介されています。
目立たないのですが、最高の宝石として認識されて
きた宝の石「ルビー」。
出会うと嬉しく…記録しておくのです。
