イエッチョー君はじめ、モリスミャンマーのスタッフは

「宝物」ルビーを探しています。

もう10年以上、「宝探し」=(無処理で美しいルビーを

探すこと)をしておりますが、

いったいいつまで、続けるのか?

答えは、簡単です…ずっとです。

たとえ、ミャンマーに宝石ルビーが産出しなくなっても

私たちは、世界中を探すと思います。

既に、何千年も前から「宝物」として大切にされている

ルビーですから、ビックリするくらい価値の高い「お宝」

が、ひっそりとどこかに隠れているかも知れないのです。

ご存じのとおり、宝石ルビーは、何千年も、何万年も

変化しない、とても耐久性の高いモノです。

既に、何点か私も発見しています。

私たちモリスは、この10年間、新しく産出されたルビー

の無処理のモノだけをお届けしましたが、将来的には

ルビーは無くなると思うのです。

その時に、自分たちの目で「本物かどうか」を見分ける

眼が必要なのは当然です。

その為にルビー研究所を設立して、調査を続けて

います。

(写真は、goo.blog.ne.jp/morisruby/でご覧ください)

例えば、この結晶(カルサイト)を600度で5時間加熱すると…

(上に同じ)

この様に変化します。

このテストも加熱するだけの単純なモノではありません。

鉱区で採掘された結晶をテストに適した形に加工して、

日本、米国でラマン分光分析をします。

その後、加熱処理実験を経て、その結晶が何度で

何時間の処理が行われると、どの様な姿になるか?

を見るのですが、このデータを取るのに6~8ヵ月

かかります。

手間ですが、やらなければなりません。

ほぼすべてのルビーが加熱処理されている

と考えて差し支えありません。

ルビーは、一般的には加熱処理をして美しさを改良する

からです。

ルビーは、四大宝石

(ルビー、ダイヤ、エメラルド、サファイア)

の中でも最も希少性が高い宝石です。

だから、処理をして美しさを改良することで多くの方が

その美しさを楽しめる事は、良い事です。

だから、モリスは、どちらが良いか?という

ジャッジはせずに、自分たちが欲しいもの…

という意味でそれを探しています。

しかし、その希少性の高さゆえに、それが欲しいにも

関わらず手に入らない…と探される方も多いのです。


そのお客様にお伺いすると…

処理してあるかどうか?は、高額なルビーを購入する

側としては、希少性が違う2つのモノは、

「”それ”なのか、そう見えるモノかの違いだ」

とおっしゃいます。

「唯一無二だから高いのだ…」

「ピカソの絵と思われるモノがあって、それが見た

だけでは、コピーと本物は見た目で分からないけど

ホンモノだと思うよ…といわれました」…と誰も保証

せずに持って来られたら、キミ、困るだろ…

誰かが、「間違いない」と保証してくれないと

あなただったら、困らない?

と逆に聞かれて、身が引き締まりました。

もう200回以上続けていることですが、ミャンマーに

来るといつも思い出します。

ずっと調査研究は続きますし、これがモリスのスタイル

だと思います。