$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森|日本で唯一採掘権を持つ男

このルビーは、ミャンマー北部Nam-ya鉱山の

Sabaw鉱区より産出されたルビーのサンプルです。

宝石としての品質があまり高くないのですが、

研究には活躍するルビーです。

内包物の写真を撮ると…$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森|日本で唯一採掘権を持つ男

インクルージョンがしっかりと観察できます。

ただ、このインクルージョンが一体何なのか?

結晶の形などから推測する事が多いのですが、

宝石学会で発表する時のデータを取るために

中央宝石研究所にて「ラマン分光器」で結晶

の種類を見て頂きました。

$ルビー社長☆森孝仁 presents ルビーの森|日本で唯一採掘権を持つ男

その結果この形の崩れた結晶は、カルサイト

だということが分かりました。

その隣には、アパタイトや今のところ分からない

結晶も見つかっています。

まずは、鉱区ごとの特徴があるかどうか?

そして、毎回のことですが、この後、加熱処理

をして温度/時間ごとの変化の記録を取って

行きたいと思います。

今後は、結晶の種類ごとの熱変化も見ていけると

思います。

…なぜ、そんなことをするのか?

というと、私たちジュエラーにとって、

自分たちが持つ宝石が何か見分けられないと

信用に関わるからです。

だから、ジュエラーとしてのトレーニングです。

ジュエラーが、

「見た目が美しかったら宝石です」

なんて言ったら… 大変です。

重要な事なのです。