ルビーを自分の指に着けて毎日生活を

していると私が着けている、

私のルビーだと思っているものは…

思っているだけ…かもしれない。

経年変化の無いルビーからみれば、

長くても100年の人間の一生の時間など

無いに等しい。

たまたまその瞬間に、その人のところに

寄っただけ。

般若心経の「以無所得故」という一節。

「得るということがもともと無い」と

いう意味ですが、ルビーを見ていると

本当にそうだな…と感じさせられ、

少し切なくなりますが、…でも、

お経にもあるように、それが分かるから

今の一瞬を素直に喜べるのだろうと

思います。

写真のルビーは、本当に美しく、

大好きなルビー。