
写真は、ルネッサンス期の絵画ですが、
求婚する男性が、ウェディングリングを
女性のインデックスフィンガー(人差し指)
にルビーのリングをはめているところです。
男性の緊張した面持ちから、プロポーズして
いるのでしょうか?

ルネッサンス期には、ルビーの値段は
ダイヤモンドの8倍であったと、メディチ家
のお抱え彫金師ヴェンヌート チェリーニが
1560年頃に記しています。
1ctで800金スクーディ、今の通貨価値に換算すると
2000万円ぐらいでしょうか。
(その当時のイタリアの役人の月収が240スクーディ
だったことから換算すると、そうなります。
ダイヤモンド1ctの値段が100金スクーディだった)
ことから男性の緊張した顔が、何となく微笑ましく、
でも、おっかなびっくりしている様子の意味が
よく分かります。
人生をかけた勝負だったのですね。
その後のお二人の結婚生活、人生が素晴らしいもの
であったと思いたくなります。