
写真は、今から約10年前にミャンマーの
パゴーというヤンゴンから自動車で1時間
ぐらいの町から出土したルビーのリング。
今は、京都のモリスに保管しています。
一体どなたのルビーだったのでしょうか?
実は、このルビーリングは、私がヤンゴン
でルビーを探しているときに、今も仲のいい
宝石商が、パゴーに行ったときに、発見した
そうです。
綺麗なルビーなので、
「どうするのですか?」と聞くと、
これから、パゴダ(ミャンマーのお寺)に
お供えに行く。。とのこと。
「いいお話なので、日本で伝えるよ」
といったら、
「それでは、このリング預けておくから、
いつか私が死ぬまでに持って帰ってきて」
といって渡してくれました。
宝石を自分のものと思うのは、まだ日本に
宝石の文化が無いかも知れません。
宝石は、私たちオーナーよりも遥かに長く
存在するものです。
誰に受け継いでいくのか?
考えさせてくれるモノかも知れません。