
この15世紀のポージーリングは、
(ポージーリング、詩などが書かれた
メッセージ性の強いリング)
ダイヤモンドの原石をそのまま使って
フープ(腕の部分)に
「私といないときも、私を忘れないで」
と外側に刻印された橋本コレクションの
中でも有名なリングです。
ダイヤモンドがすでにカットできた時代
にカット研磨せずに原石を使うという
部分に意味があるのではないでしょうか?
ダイヤモンドの表面には成長線見えます。
(ダイヤモンドが成長した年輪のような跡)
2日前にご紹介した、ルビーの成長線と同じ
結晶が成長する際に刻まれる模様ですが、
私は、宝石という無機物に命を感じます。

この時代は「カット研磨すると宝石の持つ
神秘的な力が失われる」と信じられていた
という説もあったそうです。(諏訪会長)
私もルビーの原石をカット研磨せずに
そのまま使っていますが、とても興味深い
お話でした。
写真は、橋本コレクション