モリスは、天然無処理で美しいルビーが

専門ですので、処理の有無を見分けない

と仕事になりません。

そこで、鉱山で採掘した美しさに欠ける

原石を自社で加熱処理をする機器を準備し

加熱処理の実験を続けています。

実際に加熱をして内包物の熱変化を確認

していきます。


下記の写真は、2008年に米国GIAの

カールズバッドの施設で博士と加熱前後

の変化を実験したときのモノ。



上は加熱前で、下は、加熱後。

600度で5時間加熱処理しました。



中央のマイカと思われるインクルージョン

(内包物)が変化しています。

ルビーの色は明るく改良されました。

低い温度ですので、極端な変化はあり

ませんが確実に変わっています。

採掘の現場では、年々少なくなっている

資源が無くなる前にキチンとしたデータを

残すべく、最近はスイスの宝石研究所に

サンプルを提供しています。