日本の宝飾の歴史についてですが、

引き続き「日本装身具史」美術出版社

より、縄文時代の勾玉について。

引用ここから)

ツノガイやイモガイ類を輪切りにした

貝製品や、ツキノワグマ、イヌ、キツネ

などの牙や爪に孔をあけた骨製品などは

縄文時代の早期から見られるが、中期

に入ると、硬玉製(ヒスイ)を使った

勾玉などが作られていた。ヒスイは

新潟県糸魚川や姫川流域のみに産出

する極めて貴重な石である。

動物の牙を模った牙玉が勾玉に影響

を与えたと考えられる。

(引用ここまで)

というわけで、勾玉の形は動物の牙

であったという説もあるようです。

また別の説では、「胎児」の形を

表しているとか、陰と陽が回転する

様であるなど色々なモノがあります。

それにしても、縄文時代の中期と

言えば、5000年前です。すでに

糸魚川のヒスイでジュエリーを

作っていたわけです。

その前の縄文早期17000年前から

考えると、日本の宝飾史も長いこと

がわかります。

写真は、引用した縄文時代の勾玉

です。