「お馬鹿さんがいい」「忘れられる人がいい」???

それも学者さんの本の中にはっきりと書いてあります。

筑波大学名誉教授であり、遺伝子の中のレニンの研究

では世界的権威の村上和雄先生の著書に、プラシーボ

効果についての記述があります。

(本文より)

有効成分の全く含まれていないニセ薬を、

「これは素晴らしい新薬で、この病には良く聞きます」

といって患者に与えると、実際に医療効果があらわれる

場合があり、これをプラシーボ効果という。

とりわけハーバード大学やコロンビア大学などアメリカ

の権威ある大学が「祈りの治療効果」に関する研究に

前向きで「精神神経免疫学」などと呼ばれて、いまや

最先端の研究分野になりつつある。。。。

プラシーボ効果とは、「思いこみ」の効果ですが、

思いに効果があるなら、その思いがより濃く凝縮されて

いる祈りにはもっと効果があるのでは。。。(引用ここまで)

と続くのですが、人は何を「思いこむ」のでしょうか?

ここでは、病に苦しむ人が「この薬を飲んで良くなるはずだ」

という事でしょう。

情報量が豊富で、鋭い人が、「いや待てよ。。。プラシー

ボ効果というものがあったな、それじゃないかな?」と

思い出せば効果がないかも知れません。

余計な事を忘れられ、単純に「ほ~そりゃいいな」と思える

「お馬鹿さん」の方が良いことになります。

私も本を読んだ後にプラシーボ効果の事さえ忘れた方が良いの

です。ひょっとするとこれは、薬だけの話ではないかも

知れません。

「お馬鹿さんの時代」なんて聞くと頭が良くて、鋭い人が

良いとされる時代よりも、なんだか「ほんわか」した感じ

がしていいですね。

だいたい「ルビー馬鹿」と呼ばれるモリスにとっては

少し褒められたような気になりますし。


ルビーの森-ribuy