今日、お客様とのお話の中で「宝石の品質とは何か?」

というとても大切なご質問をいただきました。

まず最初に「品質」を説明させていただく場合に最初に

お伝えするのが、高品質だからご購入されるのが良いとは

限りません。相性というものがありますから。。

それでは、JBS宝石品質判定の理論を引用して、

1)宝石種: 宝石の種類
2)原産地: とれた所
3)処理の有無: ルビーの場合は加熱処理や含侵処理など
4)美しさ: 見て美しいかどうか
5)色の濃淡:色の濃さ
6)欠点: 割れや欠け、破損につながる内包物など
7)サイズ: 大きさ(ct重さではない)

をチェックして宝石の品質を見分けます。

宝石それぞれに適当な色の濃さや色目がありますので、

伝統や慣習をもとに諏訪貿易さんの「クオリティースケール」

を用いるととても便利です。

さて、それでは最初に申し上げた「相性」なるものですが、

高品質であっても好きになれなければ、その人にとって

良い宝石ではありません。

これは、好きになって結婚したい人(相性のいい宝石)と

かっこいいハリウッド俳優(品質の高い宝石)との違いです。

私は、相性のいい宝石を探していただきたいと思います。

写真は、知る人ぞ知る京都のそば懐石料理「澤正」さんに

咲いている桃ですが、お花が2色に分かれています。

珍しいですね。


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