言わずとしれた松本人志第1回監督作品。
メディアでもほとんど予告映像が流れずに
謎に包まれたまま公開されたのは周知のとおり。
松本人志演じるのは代々続く「大日本人」の六代目・大佐藤。
「獣」から日本を守るため、電流を浴びて巨大化して戦うヒーロー
だったのだが、現在では国民からは疎まれる存在となりつつある。
そんな大佐藤に顔の見えないディレクターがインタビューしながら
その人となり、生活を暴いていくというドキュメンタリー形式で物語が進む。
一人ごっつみたいな感じ。
全編で描かれるのは「ヒーローの悲哀と皮肉」
現代社会にウルトラマンみたいなヒーローがいたら
実際は結構寂しくて大変な人生よねという悲しさ。
ヒーローもやっぱり人間。嘘もつけば見栄もはるのだ。
かなりシュールな笑いが台詞や背景に散りばめられてるので、
爆笑というよりはクスリって笑いが満載です。
前にDVD化された「寸止め海峡」を思い出した。
CGで描かれた巨大化戦闘シーンは
そのいい意味でのチャチさがコント感を煽る。
ごっつええ感じのコントをお金かけた感じで、
実際に終盤で、やっぱり着ぐるみでよかったんじゃん!って
突っ込まずにいられないのが、さすがね。
板尾創路と竹内力がCG怪獣だったのが個人的には寂しかったなぁ。
ま、贅沢な使い方ってことかしら。
中村雅俊が流れる雨のシーンは
なんかもう、裏の裏の裏みたいな笑いでたまらなかった。
まぁ、好き嫌いははっきりすることは確実でしょうね。
エンドロール明けの劇場もなんともいえない空気だったし。
カンヌでは実際どうだったのか見たかったなぁ。
第2作、あるかしらねぇ。