高円寺の改札を出る
10秒ほど歩くと即キャッチ
キ 「ちょっといいですかー?」
キャバクラ系
飲み屋のキャッチだな
無視無視
俺 「だめー」
キ 「お時間はとらせませんのでー」
お時間? なんだコイツ
俺 「ダメー」
キ 「これからどちらへ?」
なんなのコイツ よく見たら2人組
俺 「いえー」
キ 「こういう者なんですが」
俺 。。。「はっ?」
よく見たら地味な服装
手には警察手帳
押し問答してたらあっという間に人だかり。
シャッター音が鳴り響く
ご近所だから誰が見てるか分からない
「アキト君とユズキちゃんのお父さんが何かー」
「警察ともめてたわよー」
なんて言われかねない。
もうちょっと気を遣えよ警察
俺 「場所かえましょうよ」
「そこの交番行きましょ」
警 「そうしましょう」
当然何も出てこない
俺 「服脱ごうか?」
警 「いや大丈夫です」
俺 「当たり前だ。脱がねぇーよ」
俺 「一つだけ聞いていい?なんで俺?」
警 「いやーー 逃げたからーー」
俺 。。。 「何から?」
高円寺なんて怪しいやつらいっぱいいるのに、
よく俺をチョイスしたな?
周り見ると怪しいヤツばっか。
アイツもコイツも怪しい。
俺はそんな奴等を抑えたという事か?
俺の方が怪しいのか?
しかも俺、高円寺で2度目
やっぱり俺の服装不味いのかなーー?
普通のツナギなのに
よくよく考えると皆面白がってたような気がする
唯一、
直樹だけがホメてくれてたような
4戦全勝絶好調勝也の父ちゃん。
福井さんに至っては
福 「この服どこで売ってんですかーー?」
俺 。。。「えっ?」
普通のツナギよ
あっけにとられしばし考える。
昔の事なのでトウに忘れて出てこない
俺 「古着屋・・・だったかなーー・・・」?
福 「高円寺ですか?」
俺 「多分、そんなとこです」
ツナギ楽で良かったんだけどなー。
卒業するか、貫き通すか悩みどこ
おしゃれ番長に弟子入りすんか